2020お中元を贈る時期はいつ?
お中元の起源
中国では、1月15日を「上元」、7月15日を「中元」、10月15日を「下元」といい、これらを「三元」と称して祖先に供え物をし、身の汚れを清めました。これが日本に伝わり、中元だけがお盆と重なっていることから、一族の者が祖先への供物を持ち寄った風習と一緒になりました。これにより、中元贈答の習慣ができたといわれています。その後江戸時代には感謝の気持ちを込めた贈り物へと変化し、徐々に現代のように上半期の区切りにお世話になった方に贈る習慣となっていきました。
お中元を贈る時期
お中元を贈る時期は、地方によって異なります。
東日本・首都圏
7月上旬から15日頃までに贈るのが本来の習慣です。最近では、6月下旬から7月15日頃までに贈ることが一般的になっています。7月15日を過ぎたら、表書きを「暑中お伺い(暑中御見舞)」に、立秋(8月8日か9日)以降は「残暑お伺い(残暑御見舞)」として贈ります。
関西・首都圏以外
7月上旬から8月15日頃がお中元時期ですが、8月15日をすぎたら「残暑お伺い(残暑御見舞)」として贈ります。
地域によって違いますが関西は旧暦で行事を行います。
お中元は誰に贈るの?
親戚、両親、友人、会社の上司、取引会社など日ごろお世話になっている感謝をこめて贈ります。
お中元の相場
お中元の相場は、3,000円~5,000円が一般的です。
上司や両親、親戚など、目上の相手に贈る場合
5,000円程度の品物が多いです。
友人や知人、近所などへ気軽に贈りたい場合
3,000円程度の品物を贈る場合が多いようです。
特別にお世話になった方や取引先様の会社などへ贈る場合
10,000円程度の品物を贈ってもよいでしょう。
取引先様の会社の場合には、競合他社の商品やアルコール類などは控え、配りやすい個包装の品物や長持ちする商品などの配慮が必要です。
お中元の選び方・人気の商品
お中元は、お世話になった人に日頃の感謝を込めて贈る「夏のご挨拶」です。
やはり夏らしさを感じさせてくれる品物は人気があります。
もらった相手が喜んでくれるものを選びたいですね。
- メロンやスイカ、桃といった旬のフルーツ
- 旬のフルーツを使用した和洋菓子
- アイスクリームやゼリーなど清涼感のあるスイーツ
- 冷たい素麺
- スタミナのつく鰻
- ビール
- アイスコーヒー
- サイダー
など夏らしい涼しいもの、暑い夏を乗り越えるためのものも人気です。
金魚など夏のモチーフを用いたお菓子などもおすすめです。
見た目が涼しいと気分も涼しくなります。
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